人材育成にも資格が必要?人事の業務に役立つ資格とは

公開日:2021/10/15   最終更新日:2021/09/28

会社の将来にとって極めて重要なのが人材育成です。しかし、人材を育てるのは簡単なことではありません。実際に失敗を経験した方も多いのではありませんか。ところで、社員を育てるために資格は必要なのでしょうか。また、どのようなスキルが必要になるのでしょうか。今回は、人材育成に必要な資格があるかなどについて詳しくお伝えします。

人材育成の現場で起きやすい問題

人材を育成する現場で起きやすい課題について徹底解説します。改めて把握することや事前に認識することも大事なので、じっくり読んでもらえたら幸いです。

そもそも目標がない

人材を育成することだけを掲げ、明確な目標を設定していない企業が少なくありません。目標が設定されていないと、なぜその教育を受けているのか社員もわかりません。当然モチベーションを維持できなくなり、学習意欲も湧かなくなるのです。

なぜその勉強が必要なのか、なぜその資格が必要なのかを明確に教えましょう。そのうえで人材育成に入るだけでも、効果は大きく異なるものです。

人材育成の成果があいまいである

人材育成に力を入れていると言葉でいっても、その人材育成の成果について明確に設定されていないことも少なくありません。人材育成を行うのは採用部門や人事部ですが、彼らとしても会社に評価されているのかわからずに不安を抱えているのです。

「部下を育てるよりも自分で成果を出そう」といった流れができあがっている企業も少なくありません。人材育成を行う社員のモチベーションを上げることも必要不可欠なのです。

人材育成担当者に必要なスキルは

人材育成は、社員たちの将来を決めるといってもよいものです。責任を持って取り組まなければなりません。当然必要とされるスキルはいくつもあります。ここでは人材育成担当者に必要なスキルの中でも、とくに重要なもの3つ紹介します。

コミュニケーションスキル

研修の講師を行う場合は、一方通行では高い成果が挙げられません。社員たちが今どのように考えており、どのような意見を持っているかも確かめながらすすめていく必要があるのです。

つまり相手の意見を聞くスキルが最重要です。また、相手の立場になって物事を考えられるスキルも身に付けておかなければなりません。当然パワハラが横行しているような企業であれば、人材育成はうまくいかないものです。

ライティングスキル

人材育成担当者はテキストの作成、および講義中の板書なども行わなければなりません。どのような言葉であるとわかりやすいかを判断し、より効果的に相手に伝えられるライティングスキルが絶対的に必要なのです。

自分だけがわかる書き方では、そもそもテキストにはなりません。社員たちの立場になって、どのように書けばわかりやすいかを考えられる能力、そしてそのような書き方ができるスキルが必須なのです。

労務スキル

人材育成担当者に欠落しがちなのが、労務スキルになります。研修中は勤務中とは違うと判断し、長時間の講義を行ったり、休憩時間を短くしたりする方も少なくありません。

労務の基本的な知識が欠落していると、社員たちが不満を持つようになることもあります。前もってどの程度の時間を研修に割くのかを決定し、問題ないかを確認してから実行に移しましょう。

どんな資格を持っておくと便利?

人材育成に必須の資格はありませんが、持っておくと便利な資格は多数あります。その中でもとくに重要と思われるものを抽出したので、気になるものがあったら取得を検討してみてください。

キャリアコンサルタント

職業選択やキャリア開発を支援する国家資格なのが、キャリアコンサルタントです。相談者の状況や状態によって、問題や不安への触れ方に細心の注意を払う必要も出てきます。かなり専門的な資格であるため、人材育成にも役立つことは間違いありません。

資格を取得するためには試験を受けて合格し、さらに指定登録機関による登録を行います。そして5年毎に更新性で、大臣指定の更新講習を受ける必要もあります。

産業カウンセラー

職場でカウンセリングを行うカウンセラーの資格です。心理学的な手法を活用し、働く人達の問題を解決できるように援助することを業務としています。

その中でも人材育成に重要とされているのが、キャリア開発への援助です。業種によってどのようなスキルが望まれるのかも理解している資格であり、人材育成に大きな役割を果たせると考えられています。

メンタルヘルスマネジメント検定

働く人たちの心の不調を未然に防ぎ、活力ある職場づくりを目指すためのスキルを証明した資格になります。高度な専門知識や臨床的技術ではなく、メンタルヘルスに関する基礎的知識や、対処方法について学べるのが特徴です。Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種にわかれており、それぞれ難易度が異なります(難易度:Ⅰ種>Ⅱ>Ⅲ種)。

 

人材育成に必須の資格はありません。ただ何も知識がない状態で社員研修をしてしまうと、社員の気持ちを理解せずに、一方的な研修になることも考えられます。社員研修の課題を理解した上で、適切な資格を取得しその上で人材育成をするのがよいでしょう。おすすめの資格も紹介したので、参考にしてもらえたら幸いです。

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