eラーニングシステムを導入するまでの具体的な手順を確認しよう!

公開日:2021/12/09  

eラーニングシステムは、インターネット上の教育システムにアクセスすることで時間や場所を選ばず学習できる教育手法で、研修にかかるコストを大幅に削減できることから多くの企業が利用しているシステムです。ここではeラーニングの導入によって得られる効果と、導入までの具体的な手順、導入の際に確認すべき点について紹介します。

eラーニングシステムを導入することで得られる効果

eラーニングシステムは、教材となるコンテンツを用意すれば、すべての受講者が同じ内容の教育を受けることができます。集合研修では講師によって教育のクオリティが左右しますが、eラーニングではクオリティを均一に保つことができるようです。

クラウド型のeラーニングシステムであれば、スマートフォンやノートパソコン、タブレットといった持ち歩けるデバイスを使って学習できます。通勤中などのスキマ時間を使って効率よく学ぶことができるうえ、自分の使い慣れたデバイスを使えば操作に迷うこともありません。

集合研修の場合は講義だけでなく移動時間もかかるため、受講のために仕事の都合をつける必要がありますが、eラーニングシステムであれば自分の好きな時間に学ぶことができます。

集合研修は一度受講したら終わりですが、eラーニングシステムは繰り返し受講できます。一度で理解できなかった講義は繰り返し視聴するなど、マイペースに学習を進めることで理解度を高めることができるのもeラーニングシステムの特徴です。

集合研修を行う場合、研修場所や講師の手配、講師と受講者のスケジュール調整、教材準備など、準備のためにかなりの人的リソースをとられます。また、研修場所が遠方の場合は交通費や宿泊費がかかる場合もあります。

eラーニングシステムは集合研修と比べると教育コストが約4分の1になるようです。研修にかかるコストを大幅に削減できるのもeラーニングシステムの大きな魅力です。

eラーニングシステムを導入するまでの具体的な手順

eラーニングシステムを導入するためには、まずシステムを提供するベンダーとの契約を行います。ベンダーを選定するために、自社に必要な利用人数や教育内容、セキュリティレベルといった項目をまとめておきましょう。

eラーニングシステムには「オンプレミス型(インストール型)」と「クラウド型」の2種類があります。オンプレミス型の場合、社内にeラーニングシステム専用のサーバーを設置して動作環境を構築します。システムを自社オリジナルの仕様にカスタマイズする場合は、この時点で数か月を要する場合もあるようです。

クラウド型の場合はこの作業は不要です。システムの初期設定を行ったら、動作確認テストを実施します。従業員のユーザー登録や公開設定を行い、実際の運用を想定して操作を行いシステムの挙動に問題がないか確認するとともに、教材コンテンツもシステムに取り込み入力ミスなどがないかチェックを行います。

eラーニングはコストを抑えて均一な教育を施せる有用なツールですが、集合研修のように質疑応答ができない、受講者同士のコミュニケーションがとれない、学習モチベーションを継続しづらいといった側面もあるようです。

eラーニングシステムを導入する際は、これらの欠点をカバーできるよう、チューターやアドバイザーを用意する、コミュニケーションの場を別で用意する、学習進捗を評価と紐づけるといった工夫も必要となるので覚えておきましょう。

eラーニングの導入から運用開始までにかかる期間は、クラウド型の場合おおむね1か月~3か月程度、オンプレミス型の場合は3か月~、といわれています。

eラーニングシステムを導入する際に確認するべき点

eラーニングをはじめて導入する場合、明確にしておくべきポイントがいくつかあります。

まずはeラーニングシステムを導入する目的です。導入目的が曖昧なままシステムを導入してしまうと、目的にそぐわないシステムを選んでしまったり、期待した効果が得られなかったりするリスクがあります。自社の経営目標や抱えている課題などから導入目的を明確にしておくことが大切です。

次に確認しておきたいのが学習対象者です。eラーニングを利用して学習するのが誰なのかはっきりさせておくことで、用意すべき教材コンテンツも明確になります。eラーニングシステムはユーザー数によって価格が異なるため、学習対象者を明確にしておくことで正確な見積りを出すこともできます。

次に導入時期です。先ほども紹介したとおり、eラーニングシステムの導入から運用開始までは、ある程度の期間を見立てておく必要があります。導入の際は、運用開始時期を明確にしたうえで、逆算して準備を進めましょう

 

eラーニングは研修・教育コストを削減し、教育クオリティを均一化できるなどさまざまなメリットがあるため、多くの企業で採用されている教育手法です。入念に準備をしておくことで、eラーニングシステムの導入効果を最大限に高めることができます。こちらで紹介した内容も参考に、計画的にシステム導入をすすめるといいでしょう。

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