自社でeラーニング教材をつくる!オリジナル教材の制作方法とは

公開日:2022/07/15   最終更新日:2022/07/12


リモートで仕事や学習をする機会が増えた現代では、eラーニングを導入する企業・学校が増えてきています。せっかく導入するのであれば、自社で作成したオリジナルの教材を導入したい企業や学校も多いのではないでしょうか。オリジナルの教材を導入するために、どのような手順で進めればよいのか紹介します。

“よい教材”の定義とは

教材を導入するのであれば、良質な教材を取り入れていきたいものです。eラーニングが普及し、数多く教材がある中で何を“よい教材”とするのか、その定義を説明します。

■受講者が利用しやすい

eラーニングを導入しても、受講者が学習内容を理解しなければ意味がありません。利用したときにデザインが見やすく、扱いやすい教材を導入することが重要です。たとえば、イラストやアニメーションを活用した教材であれば、印象が強く頭に入ってきやすいでしょう。文字ばかりでは、受講者によっては飽きてしまう場合があるので注意が必要です。

■それぞれの受講者に合った教材

受講者によって知識の量や理解度はさまざまです。受講者が自分のレベルに合った内容を学ぶために、予習や復習ができるテストや学習内容をチェックできる教材を導入する方法もあります。テストや理解度チェックを行うことで、自分のレベルに合った学習ができます。受講者の知識を定着させ、学習の意欲を上げられる教材を作成することで長期活用につなげられるでしょう。

■改善・更新がすぐにできる

教材として活用しているPowerPointやアニメーションが更新しやすいかも重要です。受講者のニーズに合わせて更新や修正を行う必要があるため、修正箇所や更新箇所を見つけやすい教材にする必要があります。また、ファイルの管理方法なども複雑にはせずに分かりやすく構成するとよいでしょう。

eラーニング教材の作り方

よい教材を作成するにあたって一番重要となる部分です。長期的に活用するためにも、受講者が満足する良質な教材を作りましょう。どのような流れで教材を制作するのか説明します。

■作成目的とターゲットの明確化

eラーニングを導入する際に重要となるのが目的の明確化です。どのような受講者に何を学習してほしいのか目的を設定しましょう。受講して何も得られなかったということがないように“〇〇を習得できる”“〇〇を覚えられる”といった学びのゴールを設定することも重要です。

また、受講者の学習環境を事前に調査をするとよいでしょう。スマートフォンやタブレットから受講するのか、パソコンで受講するのかを把握することで、各受講者に合わせた教材を用意したり、教育したりできます。

■教材の構成

どのような形式で教材を配信するのかを決める必要があります。たとえば、PowerPointPDFで配信するのであればコストは抑えられますが、表現として動きがないので受講者のモチベーション低下につながりやすいでしょう。アニメーションやイラストを活用した教材はPowerPointPDF形式と比べてコストがかかります。しかし、表現力があり、再現性も高いため、印象に残りやすいことから、学習意欲の向上につながるでしょう。

ほかにも、ビデオや映像形式で配信することも可能です。動画として残すことができるため、どの端末からでも受講が可能ですが、動画として撮影しているため、修正に手間がかかるというデメリットもあります。自社の目的や受講者のニーズに合わせて教材の形式を設定することが重要です。

■教材の設計

どのような手順で教材を制作していくのか、スケジュールを組みます。何をいつまでにどれくらい進めるのかなど、細かい部分まで工程を決めることでスムーズな教材制作が可能です。

■教材の作成

設計した案をもとに教材を作成します。受講者にとって分かりやすい資料やナレーションなのか、資料に誤字脱字がないか、アニメーションや参考画像は学習内容に適しているのかなど、受講者が理解しやすい教材を作成することが重要です。教えたいことを詰め込むだけでなく、受講者の目線で作成することがポイントです。

■教材の最終確認

でき上がった教材を最終的にチェックします。ゴールにたどり着ける内容となっているか、テストや映像やPowerPoint、アニメーションに不備はないか確認する作業です。受講者にとって分かりやすい教材となっているのかを第三者に確認してもらうことで、意外な改善点を見つけることができるため、さらに教材の質が上がります。

運用後の評価・改善も忘れずに!

受講者が楽しく快適に学べる教材となっているのかを運用後に調査することも大切です。受講者の評価や意見に耳を傾け、改善する必要がある場合には教材の修正を行いましょう。eラーニングは個人で受講するため、モチベーションの維持が難しいとされています。たとえば、教材の受講後に不明点があった場合や、設定されている機能の使い方が分からないなど、そのままにしてしまうと、モチベーション低下につながりかねません。

そのため、受講者同士でコミュニケーションが取れる場を設けることや、受講者が分からないことを質問できる場を設けるなど、工夫をする必要があります。ほかにも、受講者の声が届きやすいように問い合わせフォームを設置することで、管理者側では気付かなかった改善点を見つけることができ、修正や改善に役立てることが可能です。

 

eラーニングはいつでも・どこでも受講が可能な点がメリットとしてあげられますが、個人で受講するため、モチベーションの維持が難しいとされています。受講者の学習意欲や興味、関心を引き出せる良質な教材を作成するために、調査やアンケートを行い、自社についてよく理解しておくことが重要です。そして、提供者が管理をしやすく受講者が快適に楽しく学ぶことができる教材を作成することで、eラーニングを長期的に活用できます。

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