eラーニングシステムの導入方法別の費用相場はどれくらい?

公開日:2021/11/01   最終更新日:2021/10/29


eラーニングシステムの導入には、教材の登録、管理や利用者の受講管理などを行うためのプラットフォームが必要です。プラットフォームの提供形態にはいくつか種類があり、必要な費用やメリット・デメリットに違いがあります。この記事では、eラーニングシステムの導入にかかる費用を、導入方法別に紹介します。

eラーニングシステムの導入方法別の費用相場

クラウド型

クラウド型では、システムはクラウド上に存在するので、自社のサーバーでシステム構築する必要がありません。そのため、オンプレミス型やスクラッチ型と比べコストを抑えることができます。必要な準備は少なく、比較的手軽にシステム環境を確立することができるのが特徴です。

費用は、システム導入にかかる初期費用と、利用者数に応じた月額料金の2つに分けられます。初期費用の相場は5~10万円ほどで、 月額費用は50〜100人で数万~10万円程度だといわれています。製品によっては初期費用が無料ですので、コストを抑えたい方におすすめです。 

オンプレミス型

オンプレミス型は、必要な機能がパッケージ化されている eラーニングシステムを、自社のサーバーに実装するものです。クラウド型と違い、サーバーやネットワーク環境などを自社で構築する必要がある一方で、必要に応じてカスタマイズができる点がメリットでもあります。サービス内容によってはオプションがあり、 それらを組み合わせて独自の eラーニングシステムを作ることができます。

導入費用は、インフラの構築が必要なことからクラウド型より高くなる傾向があり、カスタマイズの有無にもよりますが100万円~500万円程度になることもあります。カスタマイズが多くなるほど費用も高くなるので、事前の見積もりで費用を明らかにしておくことが大切です。 

スクラッチ型

スクラッチ型は、自社のネットワーク環境にシステムを一から構築していく方法です。インフラの準備から教材の作成に至るまで、すべて構築する必要があるため、導入までの期間は長くなり導入費用も高くなります。 費用は最低でも100万円前後、機能を充実させる場合は数百万以上がかかるといわれています。 システムを長期利用する場合や、受講者数や講座数が多い場合に適しているといえるでしょう。 

eラーニングシステムの費用の具体的な内訳

次に、eラーニングシステムの導入や維持にかかる費用を紹介します。

導入時の初期費用

クラウド型だと、初期費用が無料のものから、10万円ほどかかるものなど製品によってさまざまです。オンプレミス型の場合は、サーバー構築費とライセンス購入費が必要です。

月額料金

クラウド型では、利用人数によって変動する月額料金が必要になります。相場は310万円ほどで、利用人数が増えるほどランニングコストが高額になります。月額定額制のほかに、利用人数が月ごとに変動する場合におすすめの従量課金制を設けている製品など、さまざまなプランがあるので、ニーズに合ったものがあるか確認しておきましょう。なかには、無料トライアルを設けているものもあるので、お試しから入るのもよいでしょう。

システム維持費用

クラウド型の場合、システム維持費も月額料金に含まれていますが、オンプレミス型だと、サーバーやソフトウェアの保守費用がかかります。そのための人件費も必要になるので、忘れずに見積もりを出しておきましょう。

カスタマイズ費

オンプレミス型は、自社の仕様に合わせてカスタマイズできるので、カスタマイズの開発費用が必要になることがあるでしょう。複雑なカスタマイズをすれば、その分費用は高額になります。

オプション料金

製品によってはさまざまなオプションがあります。データ容量の増量や、プレゼンやテストなどの作成ツールのレンタル、IPによるアクセス制御、独自ドメインの利用、教材の購入などが挙げられます。

eラーニングシステムの価格以外にも考えておくべき費用

システム導入費用のほかにも、用意すべき費用があります。

教材使用料

契約内容に含まれている既存のコンテンツや教材を使用するか、オプションとして追加で教材を購入するパターンがあります。学習内容が決まっているのでオリジナリティは出せませんが、品質の点で安心できます。一般的なビジネス知識や、PCスキル、語学などであれば、既製品で充分まかなえるでしょう。

教材作成費用

既存のものでは対応できないコンテンツは、自社で教材を制作する必要があるでしょう。方法としては、専門業者に外注する、教材作成ツールを使用して作成する、自社で作成するの3つがあります。外注すれば一番手間はかかりませんが、その分費用がかかります。

eラーニング教材作成ツールを使えば、マニュアルに沿って特別な専門知識なしに教材を作成できます。また、ライブ配信や教材として外部の講師を招く場合は、そのための人件費が必要になるでしょう。オリジナルな教材を作成する場合は、これらの費用も忘れず見積もりましょう。

まとめ

今回は、eラーニングシステムの導入にかかる費用について紹介しました。導入方法や教材作成の方法はさまざまです。導入コストが安くても、自社で必要とされる機能が実装できないといった場合も考えられますので、費用対効果を考慮したうえで検討する必要があるでしょう。

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