クラウド型のeラーニングシステムを選ぶメリット・デメリット!

公開日:2021/12/09  

eラーニングは教育にかけるコストを大幅に削減できるため、導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。eラーニングシステムには、社内ネットワークで利用するオンプレミス型と、インターネット上で利用するクラウド型の2種類があります。ここでは、クラウド型のeラーニングシステムのメリットとデメリットを紹介します。

クラウド型のeラーニングシステムとは?

オンプレミス型(インストール型)のeラーニングシステムが社内にサーバーを設置してeラーニングシステムを構築するのに対し、クラウド型のeラーニングシステムは、システムベンダーのサーバー上にあるシステムにインターネットを通じてアクセスするようです。インターネット環境があればスマートフォンやパソコン、タブレットなどのデバイスを通じてどこからでも受講できます。

eラーニングシステムは、「教材コンテンツ」と「学習管理システム(LMS)」の2つで構成されていることがほとんどです。受講者は教材コンテンツから受講するコンテンツを選んだり、テストを受けたりできます。管理者は、LMSを利用して受講者の履修状況や成績を確認したり、教材の管理を行ったりできます。

クラウド型のeラーニングシステムを選ぶメリット

オンプレミス型のeラーニングシステムは、システムの導入時にサーバー代や設置費用といった初期費用がかかるようです。システムメンテナンスも自社で行う必要があるため、エンジニアのいない企業や専任の担当者をつける余裕のない企業にとって、導入ハードルの高いシステムとなっています。

一方クラウド型のeラーニングシステムは、システムとサーバーの管理はベンダーが行います。そのため、初期費用は無料のサービスも多くあるようです。アクセス数の予測や、それにともなうシステム管理、システムの監視やトラブル対応、セキュリティ対策などはすべてベンダーが行うため、社内でとられるリソースはベンダーとの打ち合わせ程度です。

eラーニングシステムは季節によってアクセス数が異なります。9月~11月が研修のピークとなる場合が多く、その時期にアクセス数の集中が予測されます。アクセスが集中することでサーバーの応答に時間がかかるようになり、使いたい時にシステムにアクセスできない、となっては困るでしょう。

クラウド型のeラーニングシステムであれば、ベンダーがアクセス数増加にともなうCPUやメモリ、サーバーといったシステムのパフォーマンスまわりの調整を行ってくれるため、アクセス渋滞の心配もありません。バージョンアップや機能追加などもベンダーが行うため、システム保守に自社のリソースをとられることなくシステムを利用できます。

また、クラウド型のサービスの場合、他のシステムとの連携を容易に行うことができるのもメリットのひとつです。eラーニングシステムのLMS(教育管理システム)を活用するには、従業員をユーザーとして登録する必要がありますが、従業員データの登録や更新は手動で行うとかなりの手間になります。クラウド型のeラーニングシステムなら人事システムと連動させてデータベースをつなぎ、情報を一元管理できます。

また、クラウドサービスのシステムやデータベースは複数拠点にバックアップを分散させる環境が構築されているようです。大規模災害などでひとつのサーバーが使えなくなった際も、他の拠点のバックアップでサービス提供を継続することが可能なため、データを紛失するリスクも少なく、安定したサービス稼働が見込める点もクラウド型のメリットといえます。

クラウド型のeラーニングシステムを選ぶデメリット

次に、クラウド型のeラーニングシステムのデメリットについても紹介します。

eラーニングシステムのセキュリティレベルはベンダーによって異なるため、ベンダー選定の際はセキュリティレベルをしっかり確認する必要があるようです。ウイルス定義の更新頻度や脆弱性診断の実施報告書などの提出を求めることで、具体的なベンダーのセキュリティレベルを確認できます。

必要とされるセキュリティレベルは企業によって異なります。自社の求めるセキュリティレベルを提供できるベンダーが見つからない場合は、オンプレミス型を選択することになるようです。オンプレミス型はクラウド型よりも不正アクセスされるリスクが低いため、機密情報を扱う場合など高いセキュリティレベルを求める場合は、オンプレミス型の方が適しているケースもあります。

また、クラウド型はオンプレミス型と比べてカスタマイズ性は低いものがほとんどです。自社の求める研修プログラムやシステムと、クラウド型のサービスがマッチしない場合はオリジナルのシステムを構築できるオンプレミス型の方が適しています。

 

クラウド型のeラーニングシステムには、導入コストが安く、メンテナンスにリソースをとられないといったメリットがある一方、カスタマイズ性が低く企業によってはセキュリティレベルで対応できないケースもあります。自社の研修に必要な項目をまとめてサービスを比較することで、自社にとって最適なeラーニングシステムを選んでください。

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